【夏 海】
「ん〜気持ちいいね〜!
 さっすが永遠子さんの作った特注品! いい香り〜」

 お風呂の中には夏海。

【雪 菜】
「お風呂とくれば、玩具で遊ぶ! ほのちゃん、遊びましょう! 遊んでこその天使と悪魔ですわ!」

【暖 花】
「おう!
 この家の良いところは風呂がでかい所じゃ! 遊ぶに十分、はしゃぐに十分! ほのの水鉄砲がさえ渡るのじゃ〜!」

【凛 々】
「ふぅ……たまにはこんなお風呂も悪くありませんね……」

 やっぱり凛々も居たか……。

【夏 海】
「凛々ちゃんは普段からいっぱい働いているから、後でお背中流してあげるのっ♪」

【凛 々】
「ありがたい申し出ですが、謹んで辞退させていただきます……。 万が一……という事もありますので」

 凛々の言葉に夏海が首を傾げている。
 まぁ、確かにボクだって同じ事を言われたら、丁寧に断るはずだ。

 夏海の不器用さが、どんな厄災を生み出すか判ったもんじゃない……。